最近見た映画の話「愛のむきだし」ほか
最近見た映画の雑感想。相変わらずネタバレの可能性もあり、今回見た映画は「スーサイド・スクワッド」「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」「アップグレード」「新宿スワンⅡ」「地獄でなぜ悪い」「愛のむきだし」「パディントン」「パディントン２」となっております。途中３本連続園子温監督作品を見たのでがさながら園子温監督作品祭りのような状態に。
そういえば今更ながらスマホにFilmarksと言う映画レビューアプリを入れてみたのですが、なんだかあそこに公開レビューを書くのをずっと躊躇っているので今後も映画の感想はこのブログで書いていこうと思います。Filmarksではただひたすらに見た作品の⭐︎だけつけることにしています、ひと目で配信サイトもわかるし、公開前の映画の情報もわかるので重宝しています。何より今までに見た映画と見たい映画をすぐに確認できるのはとても便利。ちなみに今回もほぼAmazonプライム見放題（ハーレイクインのみレンタル課金）で見ています。
実は映画館で１度見てるんですけど、その際吹き替えで見た気がしてもう１度字幕で見てみることに。と言うのもハーレイクインの華麗なる覚醒を見ることは先に決めていたたため、復習がてら見放題だしもう１回見てみようか〜となったんですが、個人的に正直言うと２回目を見たら圧倒的なテンポの悪さに気づいてしまいました。初見で気づいた記憶がないんですけど、話のテンポが悪すぎてちょっと見るのがだるかった。面白いポイントはいくつもあるんですけど、流れがもっと違ったら印象が違うのかなあと思ったりしました。
スースクの流れでハーレイクインを。劇場公開前から見にいこうと思っていたのにコロナで逃していたのでレンタル課金ですがすぐに家でも見れる今の時代のありがたさ。わたしはマーゴットロビーの演じるハーレイがめちゃくちゃ好きなので概ね満足したんですが、スースクのハーレイを期待するとガッカリするかも。その点この映画は女性の自立的な観点からとても評価されていたのを知っていたので、そう言う意味ではきちんと「覚醒」と言うテーマにあった話だったと思います。ただそういった女性の自立、様々な人種の女性たちが男ども相手に派手に戦う！と言うのが主軸だとするとそこもまた中途半端な感じがして残念な点もあり、もちろんレンタル購入に後悔はないし見れて良かった気持ちなんですが、ちょっと期待しすぎていたのかもしれないです。ハーレイのビジュアルは前回の方が好きだなあって言うのも思いました。衣装とか、髪型とかも。でもそれも「覚醒」のために前回とは違っていることも今作のテーマの上では仕方なかったのかな。
評価が高かったのと、この映画がアマプラ見放題に追加された時に面白いと言うツイートを多く見かけたので、普段はあまり見るジャンルではないSFやAI要素に挑戦する意味も込めてみてみました。こう言う自分で選んで映画館まで見には行かないだろうなと思う映画を気軽に見れるのが動画配信サイトのいいところだなあといつも思います。わたしはSFの知識も本当にない人間ですが、難しくなくのめり込んでみる事ができました。超人同士のアクションシーンってテンションあがる。結末もすごく良かったです、謎がちゃんと解けるところが好みでした。自動運転怖いな〜って思った。あと結構グロいです。
無印は見たのにⅡを見た記憶がなかったんですが、見てみたらやっぱり見てなかったです。前回の方が面白かったかな〜広瀬アリスが死ななくて良かったなあと思いました（前作のエリカ様の役がすごく好きだったので）綾野剛好きなんですが何回見てもこの髪型には慣れない。
以前から見たかった映画なんですが、なかなか勇気が出ず見れていなかった園子温作品。新宿スワンで緩やかにジャブを入れた事、そして最近唯一見ているドラマMIU404に星野源が出ているんですが、この作品にも星野源が出演かつ主題歌も担当という事で今見るべきでは？と思いたち視聴。結果めちゃくちゃ楽しめました。個人的にまずヤクザ映画が好き、ミツコみたいな強気な女が好き、そして長谷川博己の顔が好き。わたしの見たかったハセヒロはこれだよ〜〜〜という気持ちになるいい具合にヤバいキャラでした。そして星野源はMIU404の志摩ちゃんもいい役なんですが、わたしが求めてるのはこういう隠キャ素人童貞みたいなよわそうなキャラだな〜と改めて思いました。ミツコの幼少期を演じていた女の子が可愛すぎて画面に出るたびわたしも堤真一並みのデレデレ顔してしまったと思う。あまりにもスプラッターなシーンとかはもはや最初のシーンも後半のシーンも「ギャグ」なんですがこれを笑えたよ！と人に言ったらヤバいやつだと思われる事間違いなし。でも正直めちゃくちゃ笑ったし面白かった。勢いがあったしテンポも良かったし、個人的にオチも良かったです、しばらくしたらまた見ようかなと思う映画。
「地獄でなぜ悪い」が思った以上に楽しめたので（もっと見終わった後に嫌な気持ちになるかなと思ったんですがそんなことはなかった）満を辞して園子温監督の「愛のむきだし」への挑戦を決意。これももうずっと数年前から見たかった映画なんですが、何しろ4時間あるんですよ、わたしは本当に集中力がなくて2時間を超える映画さえ躊躇ってしまうので4時間は未知の領域すぎて、ずっと気になってたんですが勇気が出ないまま時が経ってました。結果的に「地獄でなぜ悪い」にトライアンド無事クリアしてからの「愛のむきだし」を見るという流れは大正解でした。すごく良かったです、今回感想を書く中でも１番好きな映画はこれだと声を大にして言いたい。見終わった後しばらく余韻を引きずってしまったし、見終わった後即ゆらゆら帝国の「空洞です」をダウンロードしましたね。 4時間もあるのに全然飽きないし引き込まれる世界観と中毒性、最初はユウの目線で見ていたからサオリが好きになれなかったんですが、変わってヨーコの視点になるとサオリは自由奔放ですごく魅力的に見えるし、そういう見え方の違いに気づくシーンがたくさんあって、自然と物語にのめり込んでいる自分に気づきました。エグいシーンも痛いシーンも下品なシーンもあるんですけど、なんでだろうどれに対してもそこまで嫌悪感を抱かないというかそういうものもひっくるめて楽しめたことに自分でも驚きました。とにかく純粋で健気すぎてヤバいユウがツボで、最後の展開は正直めちゃくちゃ泣きながら見た。なんでこんなに泣けるのかわからずボロボロ泣いてしまった。また見たいなあと思うくらい余韻がすごい、この作品がそれこそ「カルト的な」人気があるのも納得です。もう１回見たいんですがあまりにも長いんで、再度見るならTVーSHOW版もアマプラにあるんでそれをちょこちょこ見るっていうのもいいかなあと思います。
このまま園子温作品をぶっちぎっても良かったんですが、愛のむきだしがあまりに良すぎて超えられなさそうだったので一旦可愛いパディントンを見ることに。映画としては短めなんですがきちんとテンポ良く物語が完結するので見易くて良かったです。いろんな意味で「ちょうどいい」映画でしたし、期待した通りのほっこりする作品でした。
続けて「パディントン２」を。最初の話に比べてあまりにもあり得なさすぎるwとなるんですが（そもそもパディントンの存在がと言い始めたらキリがないですが、家族のやる事があまりに大掛かりすぎて気になってしまいました）オチは圧倒的に２が感動的で良かったです。マーマレードジャム好きじゃないんですがこの映画見るとちょっと食べたくなります。
